物は大切に

数ヶ月前、父がパリへ行ったので、
その時にカルティエの時計をおねだりした。
カルティエのYGのラニエールリングを持っているので、
それに合わせてラニエールのYGの時計が欲しかったが、
100万以上して、あんまり分不相応だと思ったので、
カルティエの中では安い時計をお願いした。
今思えば、時計欲しくなかったかも。
私は、家族中から金の亡者と言われているほど、
政治家並にお金に関しての考え方が汚い。
今回、何を買ってきて欲しいか父に聞かれた時、
自分のお金じゃないし、
父のお金だから、出来るだけ金額の高いものが得だと思って、
時計を選んだだけだった。
妹のように、実用的に使えるバッグにすれば良かった。
それでも、父が出発する前までは、
「絶対買ってきてよ!」
と、口うるさく言った。
ところが、いざ買ってきてもらい、
手渡されてからは、
一度も試さずどこかへしまい込み、
時計の存在を、思い出しもしなかった。


で、今日。
母に、開けると雪崩が起きてしまうクローゼットを
整理してもらっていた。
すると、未開封カルティエのボックスが出てきた。


母「あなた、この時計、一度もつけてないの?」


私「うん。だって、あんまり好きじゃないもん。」


母「あなた、昔からそう。

 
  それが手に入るまでは、欲しい欲しいうるさいくせに、


  手に入ると興味を失って、途端に粗末に扱うわよね。」


(〜〜。)
ハイ・・・・・。
確かに。
うわぁー、私って嫌な女。
いや、嫌な女とかじゃなく、
ダメ人間じゃん。
物を大切にする心、
子供にはみっちり教えないといかんなぁ。
まずは、私からなおさないと。