鍾乳洞体験

SWの思い出を色々と書き綴っていきたいと思います。


21日の思い出


SW初日に遊びに行った公園を私がいたく気に入っており、再訪しようと車を走らせていたら、
途中ふと目にとまった「鍾乳洞」の看板。
鍾乳洞なんて今まで一度も足を踏み入れたことがないので、興味本位で主人に寄ってみようと提案してみました。
しかし…まさかこれほどまでに過酷な場所だとはこの時点では思いもよらなかった私でした。。。



入口からして嫌な予感が…


何百段もの階段を降りないと受付にも辿り着けないのです。



結構な山の上


そして受付に到着。
受付の人から、
「入口から1キロすぎると、水が流れています。膝までの水位があり、その中を進んでもらうことになりますから、
お履き物を草履に履き替えて下さい。」と言われました。
ゲッ!
水の中歩くの!?
子どもでも入れるような簡単な鍾乳洞なのか尋ねてみました。
「3歳の子どもでも連れて行けますか?」
「うーん。過去に小さいお子さんでも行った子はいるにはいましたが、怖がるお子さんが大半です。
 距離的にも2キロ以上ありますし、途中危険な場所もあるので何とも言えません。」
どうしよう。止めるか…
すると主人が一言。
「俺は行くぞ。」と(笑)
主人が全責任を持ってちびを引率すると断言したので、トライすることに。


鍾乳洞まで、今度は登ります


やっと鍾乳洞到着・いざ中へ


一歩踏み入れると、ひんやりとみずみずしい空気で驚きました。
所々ライトはあるものの、暗くて岩がおどろおどろしいです。





これより先の画像ありません。
私は基礎体力なしな上、本当に根性なしなので、神秘的な鍾乳洞を注意深く観察するような余裕はなく、
ましてや携帯片手に呑気に撮影できるような余裕なんて全くなく、
ただただ生きてゴールにたどり着くことで精一杯でした。
大袈裟かもしれませんが、私的にはそれくらい辛い道中だったんです。
ひざまでの入水、しかも雪面を素足で歩いているかの如く水温が冷たく、足の指先の感覚が麻痺、
そんな状態で登山道か?ってくらいの岩場を登り降りしなければならず、ときには岩の側面を伝って歩いたり、
とにかく道が険しいわ洋服はびちょ濡れになるわで、私的には罰ゲームのような場所でした。


しかしそんな風に必死だったのは私だけだったらしく。
主人とちびは超〜〜ノリノリ!
ちびなんて、あの真っ暗いで冷たい水の中、一人でずんずん進んでいって、「たのしいー!」とはしゃいでいましたからね。
途中岩場で危険な箇所があって主人がちびを抱っこしようとしたら、
「いやー じぶんで あるくの!」と怒るほどの余裕。
小学生の子どもでも「怖いよー!もう帰りたいよー!」と泣いてたくらいなのに…
いやぁ〜ちびの探求心、冒険心、もしくは鈍感さ?って素晴らしいと思いました。
主人も大学時代体育会系山岳部の部長をしていただけあって、
こんなものは朝飯前だったようです。



ちびの逞しさを垣間見た鍾乳洞でした。
そしてちびの強靭な基礎体力は主人のDNAによるものだと判明した鍾乳洞でした。


帰りは、また数百段の階段を登りました。



二度と行きませんよ。